ホストクラブと言えば100万円の高額ボトルや1000万円などの高級シャンパンタワーをイメージする人も多いと思います。
実際にホストの売り上げの大部分を占めているのが高額なお酒です。
しかし、ホストクラブの初回は1万円もしません。
ハルトが働いていたお店でも、初回料金が1000円です。
なぜ初回が安いかというと、お試しでお店に来てほしいからになります。
初回料金は集客としての価格設定になります。
そのため、利益はほぼ出ていません。
では、「利益が出ないのであれば0円でもいいのではないか？」と思うかもしれません。
しかし、無料だと質の悪い見込み客も集まってしまいます。
質の悪い見込み客は、無料でサービスを受けたい人が当てはまります。
そういう人は、1円も払いません。
また、お金を出さないにもかかわらず、ひたすら文句を言って帰っていくという人もいます。
あなたも無料で相談に乗った経験があるならば、質の悪い見込み客に遭遇したことがあるのではないでしょうか？
少額でもいいので集客としてのサービス・商品に価格を設定することで、質の悪い見込み客を一掃することができます。
質の悪い見込み客を排除するのは、利益を出すための商品を対面などで販売するときに有効です。
対面ではこちらの時間を使うことになるため、質の悪い見込み客と話す時間を無くすことができるからです。
具体的な集客用の価格設定としては、500円～1万円になります。
集客用の商品で、設定した価格以上のものを提供できることが重要です。
見込み客が満足すれば、利益を出すための商品も販売しやすくなります。
ホストクラブでいうと、初回接客で価格以上に満足させて、本指名からシャンパンにつなげる感じです。
利益を出すための商品は単価重視もしくは継続重視に分かれます。
単価重視の商品の場合、1回で高額な利益を出す形になります。
リフォームのような何十万円など高額な商品が当てはまります。
ホストクラブでいうとシャンパンタワーです。
継続重視の商品の場合、利益を出す部分は定期購入になります。
通販事業などがあてはまります。
ホストクラブでいうと、回数を多くお店に通ってもらって、その都度テキーラボールなどのお手軽なお酒をお願いするという感じです。
ハルトが働いていたお店では、テキーラボールは1杯2000円で1セット(6杯)から注文できた記憶があります。
見込み客の質を高める集客用の商品と利益を出すための商品を用意することで、効率的に売り上げを伸ばすことができます。
