現金払いだとその場で金銭のやり取りが発生しますが、クレジットカードで決済をすると支払いを1ヵ月遅くすることができます。
もしかしたら、あなたは「次の支払い日より支払いを遅らせようとすると手数料がかかる」と思っていませんか。
決済時に「ボーナス払い」を選択することで、手数料0円で支払いを2カ月後~6カ月後にすることができます。
カード会社によって支払い時期が若干異なりますが、「ボーナス払い」を選択した2月から6月までの支払い分を8月に、9月~11月までの支払い分を1月に遅らせることができます。
「ボーナス払い」のデメリットとしては、カード枠を圧迫することです。
例えば、カード枠が30万円のクレジットカードで20万円分の「ボーナス払い」をした場合、「ボーナス払い」の支払日まで残りのクレジット枠の10万円でクレジット機能を使うことになります。
デメリットの回避方法としては、クレジットカードを複数枚持つことです。
ハルトはクレジットカードを10枚持っているので、対策は万全です。
他にも手数料がかからない支払い方法としては、「2回払い」があります。
次の支払日とその次の支払日の2回に分けて支払う方法です。
ほとんどのクレジットカードで「2回払い」は手数料がかかりませんが、一部手数料がかかるクレジットカードも存在するので注意が必要です。
「ボーナス払い」と「2回払い」は決済時に選択する必要があります。
決済後に「ボーナス払い」または「2回払い」に変更はできません。
また、必ず「ボーナス払い」と「2回払い」の選択ができるわけではありません。
支払い方法として「ボーナス払い」と「2回払い」が導入しているところに限られます。
飲食店は「一括払い」のみの場合がほとんどです。
事業の規模が大きい所だと色んな支払い方法に対応している場合が多いです。
例えば、「湘南美容クリニック」や「ZOZOTOWN」は「ボーナス払い」と「2回払い」ができます。
「ボーナス払い」や「2回払い」ができるかについては「(会社名)+支払い方法」でネット検索します。
例えば、「湘南美容クリニック 支払い方法」で調べると、各々の支払い方法の可否が掲載。
もしくは、公式ページの「よくある質問」に掲載されていることが多いです。
また、「ボーナス払い」ができると明記されていても、極稀に決済時にエラーが出て「ボーナス払い」で支払いができないこともあります。
「ボーナス払い」ができる前提で、支払いスケジュールは組まない方が良いです。
決済後に支払い方法を変更する場合は手数料がかかってきます。
選択肢としては、3回以上の「分割払い」や「リボ払い」があります。
「分割払い」は支払い回数に応じて、手数料を上乗せした上で均等に支払う方法です。
例えば、3万円の商品を年率手数料15%のクレジットカードで3分割で支払うと、月々の支払いを手数料を上乗せした上で3カ月かけて支払うことになります。この場合の合計支払額は30,697円です。
また、「リボ払い」は支払い残高に関係なく、毎月の支払い金額がほぼ一定になる方法です。
例えば、3万円の商品を年率手数料15%のクレジットカードで元金支払い額が5,000円だとすると、月々の支払いが5,000円とその月の手数料を6カ月かけて支払うことになります。合計支払額は31,370円になります。
「リボ払い」は「リボ地獄」とも言われているほど一時期危険視されていましたが、上の例をみてもそれほど危険性を感じないのではないでしょうか。
では、次の例を見てみます。
20万円の商品を年率手数料15%のクレジットカードで元金支払い額が5,000円だとすると、月々の支払いが5,000円とその月の手数料を40カ月かけて支払うことになります。合計支払額は251,668円になります。
手数料が5万円以上となっており、支払い額がかなり高くなっているのが分かります。
原因としては商品の値段と毎月の支払額の差が大きいために、長い年月をかけて支払いをしているからです。
毎月の支払い額は顧客の側で変更できない場合が多く、実際に数千円が上限で支払いをすることになります。
リボ払いで手数料をなるべく抑えるには、支払いの猶予ができたら支払い残高を一括で払うことで合計支払額を減らすことが可能です。
色んな支払い方法を知っておくことで、資金をショートしないようにできます。